東京真空地帯とアーティスト写真

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5月 19th, 2014
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アー写と省略して声にする時はいいが、アーティスト写真と声に出すと最高にダサい。
アー写と文字にしてもダサい。

英語と日本語が混ざってるからだろうか。
とにかくダサいのだ。

しかし、他の表現を知らないのだから仕方ない。
アー写。

アーーーーーーッ写!!!!

そんなわけで東京真空地帯の新しいアー写を撮ってもらいました。
仕事を依頼した最も信頼できるカメラマン・ダイナマイトコースケ

深夜、車で向かった先は東京を遠く離れたとある場所。
東京真空地帯一同が、宇宙船で地球に降りた始まりの場所。

まず周りを散策する。
撮影をするに相応しい最高の場所だ。

カップルが一組だけいたが、突如現れた謎の集団を見るなりいそいそとその場を去っていき、最高の環境で写真を撮影する事ができると期待に胸が膨らんだ。

それもつかの間、撮影に向けて準備をしていざ写真撮影を始めると、次々と若い男女の声が遠くから響きだした。

どうやら割と有名な心霊スポットらしい。

もちろん声の正体は幽霊などではなく生身の男女。
これから野外で肝試しをして、あわよくば吊り橋効果を利用して性を楽しもうとするこの惑星の乱れだ。

キャッキャキャッキャと声を響かせてくる男女4人組の多いこと多いこと。男女2人きりで来る勇気はないようだ。

人に姿を見られる…撮影を止めなくてはならない事態に陥る可能性もある…チームに緊張が走った。

しかし、男女らが期待と鼓動を高めながら坂を上りたどり着いた先にあるのは幽界へと誘う漆黒の暗闇ではなく、クリスマスの六本木ヒルズかジュリアナ東京を思わせるほど照明ほとばしるカーニバル。

失笑と落胆と共に去っていく若者たち。

寒空の下、悔しさと共に、ざまぁみろ!ここは俺らのシマじゃい!という優越感がチームに走る。

俺たちの青春は確かにお前たちとは違う形かもしれない。ただ、ここに俺たちの青春があるんだ!
そう叫んでやりたかった。

そして最後のショットに突入した時、別のグループが来た。
先に来た数グループは大学生のようだったが、今度は明らかに若い。高校生だろうか?

若い少年たちは一瞬怯んだものの、やはりここまで足を伸ばしたからには女の子を驚かしイチャイチャしたかったのだろう。

それまでの誰もが躊躇して遠巻きに眺めるだけだった撮影クルーの横を何食わぬ顔ですり抜けると、真空のカーニバルを見て恐怖が頭から抜けた女の子に向かって大きな音を立てて驚かそうと試行錯誤し始めた。

馬鹿か…俺たちがいるこの世界がどれだけ安全か、どれだけ心霊現象と無縁か、そんなことは小学生でも分かる。
俺が幽霊だったら、逆に出たくないスポット第一位が間違いなくココだ。

そんな俺の確信を裏切るようにキャーーーっと女の子。

追い打ちをかけるように、驚かせないでよ!ウフフっと笑い声が響く。

俺たちはブツブツと文句を言いつつ撤収を始め、帰りの途中、ビックボーイでハンバーグを食べた。

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